プロが教える!肉の鮮度を保つ保存方法と部位別の特徴
プロが教える!肉の鮮度を保つ保存方法と部位別の特徴
美味しいお肉を家庭や飲食店で扱うとき、鮮度の管理は味や安全性に直結します。
今回は、精肉のプロである平田屋精肉本店が教える、肉の正しい保存方法と部位ごとの特徴・使い方をご紹介します。
業務用仕入れをお考えの飲食店様も、日々の仕入れや管理に役立つ内容です。
肉の保存の基本ルール
肉を保存する際は、「温度」「湿度」「包装」の3つが重要です。
冷蔵保存(0〜5℃)
購入後すぐに冷蔵庫で保存
パックのままでもよいが、開封後はラップでしっかり密封
牛肉は冷蔵で2〜3日、豚肉・鶏肉は1〜2日が目安
冷凍保存(-18℃以下)
長期保存には冷凍が最適
肉の水分が凍ると組織が壊れやすいので、ラップ+フリーザーバッグで空気をしっかり抜く
牛肉・豚肉・鶏肉は約1か月以内に使用が目安
解凍のポイント
冷蔵庫でゆっくり解凍
常温での解凍は菌の繁殖リスクが高いため避ける
解凍後は再冷凍せず、早めに調理する
部位別の特徴と使い方
肉の部位によって、適した調理方法が異なります。
ここでは代表的な牛・豚・鶏の部位をご紹介します。
牛肉
リブロース・サーロイン
脂が多く柔らかい。ステーキやすき焼きに最適。肩ロース
赤身と脂のバランス良し。焼き物・煮込みに向く。もも肉・ランプ
赤身が多く、煮込みやローストビーフ向き。
豚肉
ロース
柔らかく、炒め物やカツに最適。バラ肉
脂が多くコクがある。煮込みや焼肉向き。ヒレ
低脂肪で柔らかい。ソテーやカツに適する。
鶏肉
もも肉
脂がありジューシー。唐揚げ、炒め物向き。むね肉
低脂肪でさっぱり。サラダや蒸し物向き。ささみ
さらに低脂肪で柔らかく、サラダや和え物向き。
これら部位の詳細や実際の仕入れ・取り扱い商品については、平田屋精肉本店の取扱商品ページをご覧ください。
家庭でも業務用でも役立つ豆知識
ラップで小分け冷凍
一度に使う量ずつ小分けにして冷凍すると、解凍ロスが少なく便利です。真空パック保存
真空パックにすることで酸化を防ぎ、風味を長く保持できます。部位ごとの保存期間を意識
赤身は比較的長持ち、脂身が多い部位は早めに使うと美味しく食べられます。冷凍前の下味は避ける
下味をつけてから冷凍すると風味が変わる場合があるため、調理直前に味付けするのがおすすめです。
まとめ
肉の鮮度を保つためには、温度管理・包装・解凍方法がポイントです。
さらに、部位ごとの特徴を理解することで、料理の仕上がりも大きく変わります。
平田屋精肉本店では、国産牛・むさし麦豚・鶏肉・加工肉など幅広い部位を取り揃えており、業務用の仕入れや小ロット注文にも対応しています。
部位ごとの使い方や調理方法の相談も可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
